ひなまつりコンテスト 小郡学園

小郡学園

【コンセプト】

指先を使う作業として、数年前から花紙丸目に取り組んできました。
皆で頑張ってたくさん丸め、一つの絵にしてみました。

【制作中のエピソード(工夫した点、苦労した点など)、コンテストに関する感想】

今回、初めて参加させていただきました、障害者支援施設 小郡学園です。
当園は、昔から指先を使う活動を行っています。現在は、日中活動の一環として、花紙を丸め、作品にする事に力を入れています。
握力の弱い方でも丸める事が出来、視覚的に達成感を得る事が出来るので、利用者の方も好んで活動に参加されています。普段は2等分~8等分の大きさに切り分けた花紙を丸めて作品にしていました。今回の作品は、16等分~32等分の大きさに切り分けた花紙を丸めました。
普段とは少し大きさが違う為か、始めは中々小さく丸める事が出来ずに苦戦していました。
しかし、毎日短時間ずつ取り組んでいく中で、日に日に上達していきました。
又、指先が器用で得意な方は、率先して取り組まれていました。

今回の作品は、絵を描いた台紙に色鉛筆で色を付け、同じ色の所に小さく丸めた花紙をボンドで一つ一つ丁寧に貼り付け、細かい所には、更に小さい花紙を丸めた物を貼り着物の柄を作りました。
特に難しく工夫した点は、着物の柄の部分です。花紙を濡らしながら丸め形を形成し、着物の柄の所には、黒色の縁取りを入れ、柄が際立つように工夫しました。
日が経つにつれ、徐々に出来上がってくる作品を見て笑顔になる方もおられ、出来上がりが大変楽しみになりました。
直接見ていただけなくて残念ではありますが、今年の3月には今回の作品を展示し、皆さんとお祝いをしたいと思います。
今回は、このような機会をいただけた事、良い刺激となりました。

ありがとうございました。